木更津総合の最速149キロ右腕・根本太一投手(3年)が、いよいよ調子をあげてきた。

昨秋の右肩のケガが原因で不調が続いていたが、4回途中から先発の川端光明投手(2年)をリリーフ。最初の打者に四球を出したが、すぐにけん制で刺した。「少し緊張していたけど、これで気持ちが落ち着けた」と、5回以降はストライク先行。自信のある強い真っすぐを投げ込み、4回1/3を投げ2安打無失点に抑える好救援を見せた。

「今日は、真っすぐがよかったので、思い切り腕を振って投げられた。春よりも全然いいボールが投げられました」と安心した表情。実戦で自信を取り戻し、勝利の手応えをつかんだ。「あとは変化球が課題。時間は少ないけど、しっかり調整したい」と意気込んだ。

五島卓造監督(65)は「球そのものは良くなってきている。今日は頼もしかったですね」と根本の復調に笑顔を見せた。エースの篠木健太郎投手(2年)と根本の2枚看板がそろい、準々決勝へ盤石の布陣で臨む。