今春センバツ8強の市和歌山が準々決勝で姿を消した。

初回に先制したが、中盤に逆転を許した。7回からはエース左腕の岩本真之介投手(2年)を投入し、1点を追う8回、岩本に代打を送る勝負手で同点としたが、9回に1年生右腕の小園健太が決勝打を浴びた。

半田真一監督(39)は「もう少し打ち合いの様相になるのかなという中で強引になった」と采配を悔やんだ。「選手は本当によく頑張った。負けたら僕が悪い」。試合後も涙が止まらない小園へは「1年生ですし、悔しいでしょうけど、彼のいい材料になれば」と期待の言葉をかけた。