5年連続夏の甲子園出場を決めた花咲徳栄(埼玉)が30日、埼玉・加須市の同校で練習を行った。

3番遊撃の韮沢雄也内野手(3年)は、3年連続で甲子園のベンチに入る。1年夏は控え選手として全国制覇も経験し、いよいよ最終学年。「もう3回目なので、自分のプレーをしっかりして、チームを勝たせられるように」と意気込む。

強肩を生かした遊撃守備と巧みな打撃技術で、今秋のドラフト候補に挙がる。6月下旬、同じくプロ注目の右腕・飯島一徹投手(3年)のいる東農大三(埼玉)との練習試合には8球団のスカウトが集結。球団幹部が視察した球団もあった。

4月のU18高校日本代表1次候補合宿に参加し、精神的にも強くなってきている。この日はロングティー打撃などで汗を流した。「甲子園では、より確実なプレーを心がけていきたいです」。スカウト陣からは「玄人好みの選手」と評される堅実な走攻守を、暑さに負けじとこなす構えだ。