第4試合に登場する鶴岡東(山形)は、地元山形出身コンビが投打の柱を担う。8日は大阪・豊中市内のグラウンドで練習。試合開始予定時間の午後3時半に合わせ、3時から練習を開始した。

相手の高松商(香川)先発が予想されるU-18日本代表候補の香川卓摩投手(3年)を想定し、左投手を相手にした打撃練習に時間を割いた。

県大会で3戦連続本塁打を放った丸山蓮外野手(3年)は、9日が誕生日。シート打撃でも快音を響かせたが、「ホームランは意識せず、チャンスで1本打ちたい。四球でも何でも、勝利に貢献できれば」と気負いはない。香川については「コントロールもいいし腕を振ってくる。積極的にいきたい」と打ち崩す。地元鶴岡一中出身で、兄の大(亜大3年)は15年、同校初勝利の主軸。兄弟2勝目へ、けん引する。

甲子園から背番号1を付ける池田康平投手(3年)は、ブルペンで約30球を投げ込んだ。「いい状態です。変化球もキレていました」と万全の状態をアピール。庄内町の余目(あまるめ)中出身で、入学当初は県外出身者の実力の高さに驚いた。「そのおかげで追いつこうと頑張ってこられた」と感謝する。山形コンビの丸山には、「みんなで勝って祝おうと話していた」とバースデー勝利を約束した。【野上伸悟】