9年連続出場で3年ぶりの優勝を目指す作新学院(栃木)が延長戦でセンバツ8強の筑陽学園(福岡)を破った。作新学院は3年ぶりの初戦突破。

作新学院は3-3の10回表、1死三塁から3番中島義明内野手(3年)が決勝の中前適時打。さらに1点を加えた。

初回、先制攻撃をかけたのは作新学院。1番福田真夢外野手(3年)が初球を右前に運び、続く松尾翼内野手(3年)が右前打でチャンスを広げると、遊失で満塁に。ここで4番の石井巧内野手(3年)が右犠飛で先制点。3回にも福田の左前打をきっかけに、中島義明内野手(3年)の中犠飛で1点を追加した。

筑陽学園は3回裏、石川湧喜外野手(3年)が左前打で出塁すると西舘昂汰投手が内野安打でつなぎ、2番弥富紘介内野手(3年)の左適時打で1点を返した。

4回からは、筑陽学園・西舘、作新学院・林勇成投手(3年)、両先発投手の好投が続いたが、6回表、作新学院は四球からチャンスを広げ大河内陸斗(2年)の右前打で、貴重な1点を追加した。しかし9回裏に2死から3連打を許し同点に追いつかれ延長戦に入った。