高校野球の魅力を熱く伝える人気番組「熱闘甲子園」(ABCテレビ・テレビ朝日系列全国ネット)のキャスターを務めるABCテレビのヒロド歩美アナウンサーが大会中連日、コラム「甲子園ノート」で球児たちの素顔に迫る。

<津田学園 降井隼斗投手>

憧れの存在の2番手として頑張り、それが報われた津田学園(三重)の降井(ふるい)隼斗くん。高校入学時はエースナンバーをもらうために頑張ってきましたが、3年生になる前に「ユイト(エースの前佑囲斗くん)は絶対的な存在だから、自分はかなわない。だからユイトのために、自分は支えられる立場になろう」と気付いたそうです。

「今年のセンバツでは自分の力不足でユイトの次に続くことができず、悔しかった。私生活や練習量から変えていきました」。そして迎えた履正社戦。絶対的エースが相手打線に捕まった様子に「ユイトでも抑えられないんだ…」と感じたそう。そこから任された甲子園のマウンドで躍動した降井くんは、目標だった前くんを助ける存在になりました。前くんは試合後、降井くんに「もう1度マウンドに上げてくれてありがとう」と言っていました! 写真は、そんな2人の貴重な初めての肩組みショットです。(熱闘甲子園キャスター)

◆ヒロド歩美(ひろど・あゆみ)1991年(平3)10月25日、兵庫県宝塚市出身の27歳。2014年入社。2016年にABCテレビ女性アナウンサーとして初の「熱闘甲子園」キャスターを務める。現在の主な担当番組は「サンデーLIVE!!」「そんなコト考えた事なかったクイズ!トリニクって何の肉!?」(いずれもABCテレビ・テレビ朝日系列全国ネット)