星稜(石川)が延長タイブレーク14回の激闘の末、智弁和歌山をやぶり8強入りを決めた。

今秋ドラフト1位候補の星稜・奥川恭伸投手(3年)が23三振を奪い、3安打1失点完投した。「最後まで行く気だった。悪い力みじゃなくて、いい力みだったと思う」と球威は最後までおとろえなかった。

今日の投球の点数を聞かれると「80点」と答え「100点というのは不可能。完璧なピッチングはないと思う」と冷静に話した。

これまで星稜は甲子園で伝説に残る数々の試合を経験してきた。歴代の熱戦に並ぶ今回の激闘。奥川は「自分たちはそういうものはないですが、周りの方が言ってくださるのならうれしいです」とはにかんだ。

翌18日に準々決勝を控えるが「どこのチームも条件は一緒なので、高校野球は最後なので、全部を出し切りたい」。悲願の優勝まであと3勝だ。