星稜(石川)が仙台育英(宮城)を下し、準優勝した95年以来、24年ぶりの4強を決めた。先発の荻原吟哉投手(2年)が7回5安打1失点と好投し、8回から登板した寺沢孝多投手(3年)が2回2安打無失点で締めた。打線も17安打22得点と爆発し快勝した。

前日17日の智弁和歌山戦で14回165球完投した奥川恭伸投手(3年)は、登板せず。ブルペンでキャッチボールを行い、感覚を確かめた。「昨日投げてどんな感じか。筋肉痛はあったんですけど、全然投げられるかなと感じました」。

怪物奥川が中2日で先発する可能性は十分にある。20日の準決勝は中京学院大中京(岐阜)との対戦に決定。今後の戦いに向けて大きな休養になった。「今日休ませてもらって、明日も休みなので、万全に近い状態で行けると思いますし、こうやって次につなげてもらったので、絶対に途切れさせないように頑張りたいです」。快勝した仲間たちに感謝しながら、笑顔で話した。