全国高校野球選手権決勝で履正社(大阪)に惜敗した星稜(石川)の山瀬慎之助主将(3年)が一夜明けた23日、大阪市内の宿舎で取材に応じ「本当に楽しい試合でした。このメンバーで“必笑”できた。悔いはない。石川でずっと応援してくれた方々の所へは胸を張って帰りたい」と堂々とした表情で話した。小学校からずっと一緒にプレーしてきた奥川恭伸投手(3年)については「小中と一緒にプレーして、奥川からダメ出しされたこともあったが、高校に入学するときにバッテリーを組みたいと言ってくれたことが一番うれしかった」と振り返った。

林和成監督(44)は「充実感の方がある。選手は良い表情をしていた。私にもそういう思いが伝わってきた。また甲子園に戻ってきたい」と来年を見据えた。