米国帰りのスーパー1年生が現れた。慶応湘南藤沢(神奈川)田上(たがみ)遼平投手が4回から登板。3回2/3を無安打無失点4奪三振と逆転勝ちに貢献。3回まで先輩3投手は7安打4失点。救世主となり「今日は制球重視で打たせて取ることをテーマにしてやった。勝てて安心した」と公式戦デビューを喜んだ。

小学3年から卒業まで米国で過ごした。小さいころから毎日のように壁当てをしていたが、渡米をきっかけに野球人生をスタート。中学で帰国した。世田谷西リトルシニアでは中学3年時に最速は142キロに。U15日本代表のエースとしてアジアチャレンジマッチ優勝に貢献した。TBS系「炎の体育会TV」では元中日立浪和義氏から三振を奪った。

次の相手は強豪・日大藤沢。「できることをやって目標のベスト16を目指したい」と力を込めた。【小早川宗一郎】