延長10回、神戸弘陵の2番・中田千尋内野手(2年)が1死二塁から左翼越えの決勝打となる適時二塁打を放った。「高めのボール球でしたが」と、ボール気味でも甘い球を逃さなかった。

2死後、4番打者の2球目に三盗。捕手の悪送球も重なり貴重な2点目のホームを踏んだ。「(サインではなく)単独です。変化球だったので。足には自信があります」と50メートル6秒1の快足を生かした。2回戦の報徳学園戦では高校通算2本目、公式戦初の本塁打を放つなど好調のバットで8強入りに導いた。