専大松戸(千葉)のプロ注目右腕、深沢鳳介投手(3年)が先発し、被安打6の12奪三振、1四球で完封勝利を挙げた。「初回から飛ばすよりも、自分の投球を心がけていた。1イニング1イニング、しっかり投げる気持ちでした」と振り返った。持丸修一監督は「5回くらいで、くたびれていたけど、経験のため、夏のために放らせました」と話した。

センバツ初戦の中京大中京戦でドラフト候補の畔柳と投げ合い、8回2失点で敗れて以来の公式戦先発。この日は最速141キロの直球に加え、スライダー、カーブ、ツーシーム、チェンジアップと変化球を操り、40キロ差の緩急で抑えた。7回に連打で1死二、三塁のピンチを招いたが、後続を連続空振り三振に仕留めた。

登板が救援1試合のみだった県大会中は、平均球速を上げるために走り込みやウエートトレーニングで調整。「前よりも、上がってきている」と手応えを口にした。

注目の進路については「プロに行きたい気持ちはある。春、夏の結果次第だと思う」とまずはアピールするつもりだ。