3年生の執念が3点を追う最終回にドラマを生んだ。9回裏、奈良朱雀・奈良商工の戸崎真(3年)が1点差に詰め寄る中越え本塁打。その後、主将の大鹿達也(3年)らがつないで2死満塁。最後は永島秀汰(3年)が中越え二塁打で試合を決めた。

「3年生にとっては初めての夏で重圧を感じていた。3年間振ってきた成果が最終回で出てこんなうれしいことはない。ありがとうと言いたい」と中野俊彦監督(59)。2回戦の天理は昨年の夏に敗れた相手。中野監督が期待する5人の3年生が勝利のカギを握る。【岡崎空日南太】