厚木北が2投手の継投で逃げ切り、シード校の横須賀学院を下した。

先発の伊藤龍之介投手（3年）は5回まで被安打1に抑える好投をみせた。しかし、6回に制球が乱れはじめ、5つの四死球で2失点。続く7回に安打と四球の走者を出したところで、エースの遠藤海投手（3年）にマウンドを託した。

遠藤は「凄い緊張で、足に力が入りませんでした」と重圧を感じる中での登板を振り返った。犠飛で1点は失ったものの、後続を併殺打に仕留め、最少失点で切り抜けた。「今日は勝てたので100点です」と試合後は安堵（あんど）の表情をみせた。

念願のシード校撃破。嘉藤有紀監督（34）は「神奈川で県立がシードを破れば、希望になると思うんです。次も初戦のつもりで、1戦1戦頑張りたいです」と、笑顔で話した。