豊多摩が劇的な勝利をおさめた。

同点で迎えた延長12回1死二塁、渡辺舜外野手(3年)が真ん中高めの直球をフルスイング。左越えのサヨナラ2点本塁打となった。「投手の黒沢が苦しそうな声で『もう決めてね』と言ってきたので、そろそろ決めてあげようと打席に入りました。あの打席は(本塁打を)狙っていました」と笑顔で話した。

平岩了監督(60)は「ブンブン振り回すバッターなので、あの打席は本塁打を狙ってるんだろうなと思いました。(実際に打って)ナイスバッティングと、握手をしながら伝えました」と振り返った。