春季大会を制した駿台甲府が、5回コールドで大勝した。初回に3点を先制。山梨の先発石原駿乃介(3年)を攻め、1死一、二塁から4番茅野泰喜内野手(3年)が左前に先制適時打。さらに1死満塁から木山陽斗外野手(3年)の内野ゴロも、併殺を焦った山梨守備陣にエラーが出て、2点を追加した。

先発の石川大樹投手(2年)は、安定した内容で3回を無安打4三振でほぼ完璧に抑え込んだ。

打線は好調で、3回には森本耕志郎捕手(2年)の3ランなどで8点を奪い大差をつけた。

試合後の但田邦之監督(29)は「得点はしていますが、見えないところでミスが出ています。先の塁を狙おうという点では走塁でアウトになる場面もありましたが、それはいいと思います。それ以外のところでもっと徹底して積極的に行かないと」と、非常に落ち着いた口調で辛口に試合内容を評価した。