上溝南の立川幸樹外野手(3年)が決勝のランニング本塁打を放った。1点を追う2回2死二塁で、ライナーの打球が右翼手の頭を越えた。「まずランナーをかえして試合を振り出しに戻そうという気持ちが、ライトを越してくれました」。二塁ベースを回ると、三塁コーチャーの「行ける、行ける」という声が聞こえて再加速。最後は勢いよく本塁へ滑り込んだ。

柵越えはしたことがないが、ランニング本塁打は2本目。公式戦では初めてとなった。最高のベースランニングを終えると一塁側ベンチでチームメートから笑顔で迎えられて「うれしかったです」。4回戦も勢いよく、ダイヤモンドを駆け回る。