春の県大会準優勝で第3シードの学法石川が福島東に逆転勝ちし、準々決勝に駒を進めた。

0-2の6回2死から、4番上野洸明内野手(2年)が右前打で出塁。四球を挟んで、一、二塁の好機をつくり、6番根本剛希外野手(1年)が左中間を破る同点適時三塁打を放った。7回2死二塁では途中出場の我妻那流(なる)内野手(3年)が、逆転適時打を放ち、接戦勝負をものにした。我妻は「打つべき球を打とうと思った。打てて、ホッとしています」と笑顔で振り返った。

投げては先発したエース右腕、高橋兵庫介(3年)が9回5安打2失点で完投勝ち。キレのある変化球を武器に5回までノーヒット

投球だった。

次戦は20日、福島成蹊と小名浜海星の勝者と対戦する。我妻は「目の前のチームを倒すだけ。やってきたことを信じて、100パーセントの力を出し切りたい」と力を込めた。