甲子園春夏連覇を目指す東海大相模は、エース石田隼都投手(3年)が6回無失点と好投し、ベスト8進出を決めた。立ち上がりから伸びのある直球を軸にテンポのいい投球を披露。4四死球と制球に苦しむ場面もあったが、6回を119球、3安打7奪三振で勝利を引き寄せた。

左腕は「あんまり球もいってなくて良くなかったんですけど、そこで0点に抑えられたのは良かったと思います」と振り返った。

打線は3回までに6得点も、4回以降は無得点。門馬敬治監督(51)は「よくない。公式戦だから勝てばOKなんだけど。4回、5回のところあたりからね。野球が、相模の野球じゃなくなってるね」と厳しい表情。「(投手は)純粋にバッターに向かっていかなきゃ。バッターは相手のピッチャーに向かっていかなきゃいけない。この1対1の勝負が、その積み重ねが勝負を分けていく。その野球の原点というか勝負の原点かな。そこが薄れていたように感じます。今日の試合は」と振り返った。