国学院久我山が第3シード同士の一戦を制し、4強入りを決めた。

均衡した試合だったが、最後は2年生が一打で仕留めた。5－5の同点で迎えた9回表1死二塁。5番の下川辺隼人内野手（2年）が左越えの適時二塁打を放ち、試合を決めた。「あの場面で打てたのがうれしいです。緊張していたんですが、下位打線に良いバッターが続いていたので」と、後続を信頼しての一打だった。

国学院久我山は10安打を放ったが、そのうち8本は単打。2本の長打はどちらも下川辺が放ったものだ。自らは「長打が打てるバッターです」と自信を持っており、尾崎直輝監督（31）も「彼はバッティングが素晴らしい選手なので。本来は4番も打つ能力がありますし」と信頼を置く存在だ。

準決勝は舞台を東京ドームに移し、第1シード・日大三と対戦する。