代替出場の近江(滋賀)が金光大阪との近畿勢対決を制し、滋賀県勢として初めてセンバツで4強入りした。同校の甲子園での4強は昨夏に続き2季連続。昨秋近畿大会準々決勝で逆転負けした金光大阪に甲子園でリベンジを果たした。

1回裏、2死二塁から4番山田の遊撃内野安打に悪送球が絡み先制。4回表に追いつかれたがその裏、1死一、三塁から内野ゴロの間に1点を勝ち越し。7回には敵失とスクイズで2点。8回にも2点を加えた。

守ってはエース山田陽翔(3年)が好投。8安打を浴びたが10三振を奪い1失点完投した。山田は初戦から3試合連続の完投勝利。

近江は大会開幕前日の17日、コロナ陽性で出場辞退した京都国際に代わって出場。初戦で長崎日大をタイブレークで破り、2回戦は聖光学院(福島)に快勝した。

金光大阪はエース古川が粘りの投球も守備が乱れ失点。打線も山田に食い下がったが1点止まり。初の4強はならなかった。