春夏連続出場を目指す天理が、7回コールドで8強入りした。

2回無死一塁から大谷汰一外野手(1年)が左中間を破る適時二塁打で先制すると、この回だけで打者9人で5点を挙げた。4回1死一、二塁では松本大和内野手(1年)が右へ3ラン。7回にも代打の赤埴克樹(2年)が2点本塁打を放った。強い日差しを浴びながら1、2年生が大活躍した。

同校OBで近鉄、阪神でプレーした中村良二監督(54)は「2、3年生には『もっと頑張れ、1年に負けるな』と言い続けている。いい刺激になっている」と満足そうだった。

公式戦では初本塁打となった2年生の赤埴は「来た球を思い切りフルスイングしようと思っていました。素直にうれしかったです。先輩たちと一緒に絶対に甲子園に行きたい」と話した。

17年以来の夏の甲子園へ。夏2回、春1回の全国制覇の経験を持つ名門が、まずは準々決勝に進んだ。