前日6日の全国高校野球選手権開幕戦で敗れた日大三島は7日午後1時半ごろ、バスで兵庫県から三島市内の同校に戻った。永田裕治監督(58)は、引退する3年生に向けて「これからの人生が大事」などと話し、1人1人と握手。猛練習に耐えてきた選手らをねぎらった。

本来ならば「学校に戻って即練習する」と指揮官。ただ、コロナ禍と選手らの体力回復などを考慮し、8日は休養。9日に新チームを始動させる。同日には新主将が発表される予定。今秋の県大会で、2年連続のセンバツ出場を目指す。

今夏までエース兼4番を続けた松永陽登(はると、3年)は、大学でも野球を続ける意向のため、卒業まで同校で練習するという。「打撃投手などを務めて、後輩たちをサポートしたい」。自身も体力づくりから見直し、「もっとレベルアップしたい」と意気込んだ。【倉橋徹也】