優勝した19年夏以来の甲子園となった履正社(大阪)のアルプススタンドに華やかな援軍が加わった。

昨年4月にチアリーディング部が創部。新2年生ばかり12人の部員たちは初めての甲子園で、必死に仕上げたパフォーマンスを披露した。めまぐるしく動くオレンジ色のポンポンが、履正社アルプスを彩った。

主将の赤間ゆずさんは「曲数が多くて不安なこともたくさんありますが、野球部のみんなに少しでも自分たちのエールが届いたらいいな、という気持ちです」と笑みを浮かべた。

兄の昂大さんは花咲徳栄(埼玉)が17年夏に甲子園優勝した際のメンバーだ。小学生の時に、兄の応援で何度も甲子園を訪れ、チアリーディングにあこがれた。今回、兄からは「チア部の応援はベンチにも届いている。選手の力になるから頑張って」と声をかけられたという。

「こんなに早く夢がかなうとは思わなかった」と喜ぶ赤間さん。観戦に訪れた両親とともに、久しぶりの甲子園を楽しんだ。

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