加藤学園(静岡1位)が2年連続センバツ出場の大垣日大(岐阜2位)を5-4で下し、初戦を突破した。7回から3番手で登板した小沢亨彦投手(2年)が、3回無失点と好救援。8回には決勝打も放ち、投打で主役となった。21日の準決勝では至学館(愛知2位)と対戦する。また日大三島(静岡2位)は、昨秋東海王者で今春センバツ16強の東邦(愛知1位)に1-2でサヨナラ負けした。
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日大三島が金星を逃した。春夏通算47度甲子園出場の東邦を相手に1-2の9回サヨナラで力尽きた。永田裕治監督(59)は「夏に向けて成長の見えた良い大会となった。特に投手の2人。強豪相手にここまで投げ込めたことに驚いた」と手応えを口にした。
2人の継投が接戦に導いた。先発した関野巧真投手(2年)が、4回4安打1失点と好投。「振りが鋭く手ごわい打線だった。(1失点は)自信になった」。昨秋の公式戦で登板のなかった2年生左腕は「走者を出してからの制球をもっと磨きたい」と反省も忘れない。
先制を許した直後の5回表2死二塁では、女房役・野田優磨捕手(3年)の適時二塁打で1-1の同点。その直後の5回裏、好投の背番号「1」に代え、主将の永野陽大外野手(3年)が2番手で登板。指揮官からは「夏を見据えて試したかった」と送り出された。9回にサヨナラ安打を許したが、4回1/3を5安打1失点で期待に応えた。「悔しい。最後(サヨナラ打)は直球が浮いてしまった」と振り返った。
昨秋の県大会3回戦でコールド敗退(1●10静岡高)。エースをケガで欠いたチームが今春、県大会準優勝、東海大会では優勝候補と互角の戦いを演じた。永野主将は「力のないチームが練習でここまできた。今日から再スタートです」と夏の頂点を見据えた。【山口昌久】

