ZOZOマリンスタジアムに、木更津総合ナインの大きな声が響き渡った。勝利校の校歌斉唱に、選手たちは全員がそろって体を大きくのけぞり、大きな声で校歌を歌った。12年から木更津総合が甲子園で歌い始め話題になった『全力校歌』。コロナ禍で20年からは全員で歌うことができず、今年、制限のない大会となり、勝利校の校歌斉唱も解禁。19年秋の大会以来のお披露目となった。
試合前のアップが終わった後、毛利隆仁主将(3年)はチームメートを集め「今日勝ったら、『全力校歌』でいこう!」と声をかけた。久しぶりの『全力校歌』が待っている! 選手のボルテージは一気にあがった。
初回、1死三塁から伊藤海翔外野手(3年)の右越え適時打などでこの回、3点を先制すると、その後も攻撃の手を緩めず。12安打11得点、5回コールドで試合を決め、気持ちよく『全力校歌』を歌いあげた。
コロナ禍に入学した選手たちにとって、初めての『全力校歌』。毛利主将は「すべて全力でやるのが自分たちの野球。いい伝統です。気持ちよかったです」と笑顔で話した。
18年以来の夏の甲子園へ、好スタートを切った木更津総合。「先輩たちの分も気持ちを込めて、しっかり戦っていきたいです」と、前を向いた。

