柏崎は小千谷西に8-0で7回コールド勝ちした。

エースの左腕・宮崎莉央投手(3年)が7回10奪三振の快投でチームを勝利へ導いた。

最後は直球と決めていた。宮崎は「真っすぐが走っていた」と好調を確信していた直球を、最後の打者・岡部哲平右翼手(3年)に投げ込んだ。10-0で迎えた7回2死一塁。フルカウントからの103球目。相手のバットは空を切った。快投の仕上げになった空振り三振で、奪三振数を2桁に乗せた。「粘れた。自分の中で最低限のいい投球ができた」。

危険な場面はあった。6回だ。2死後、二塁打に2四球で2死満塁。この最大のピンチも直球で押した。「開き直った。しっかり腕を振ってボールでもいいという気持ちで真ん中に投げた」。見逃しの3球三振に仕留め、危機を脱していた。

高橋雅之監督(57)は「宮崎が中心にならないとダメな大会。最後まで任せた」とエースにマウンドを託した。「隙を見せると9回までやらなければならなくなる。ちゃんと真っすぐを投げられるところを見せろ」と鼓舞した。宮崎が使った変化球はスライダーだけで7回無失点で試合を終わらせた。

「直球で三振が取れたのは自信になった」と宮崎。上体を浮かせて体を大きく使う投球スタイルは2年の夏以降に取り組んできたもの。力みが消え、消耗は少ない。長い夏を乗り切る下地はできた。「次もしっかり相手打者を抑えていきたい」と自信を胸に宮崎は3回戦以降のマウンドに立つ。【涌井幹雄】

○…柏崎の主将・小川悠稀中堅手(3年)は3打数2安打で2打点の活躍だった。病み上がりの気配を一切見せなかった。5月下旬には肺に穴があく肺気胸に見舞われ手術。授業中に発症し、救急車で運ばれていた。練習の空白期間は約3週間。「たまにちょっと痛くなる」という状態だが「走ったり、プレーするのに支障はない」と言う。準々決勝以降はこの日の球場、ハードオフ新潟で行われる。目標の8強へ「また、ここに戻ってきたい」と話した。

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