全国常連のサッカーだけじゃないぞ! 大津が延長10回タイブレークを制し、2回戦突破を決めた。

5-5の同点で延長10回タイブレークに突入。1死満塁から押し出しで1点を奪い、なおも1死満塁で5番黒木桜仁内野手(2年)が外角直球を流し打ち。「芯に当たったので、手応えはあった」と右越えの2点適時二塁打。「普段は感情を出すタイプではないけど、自然と出てしまった」。二塁ベース上で右のこぶしを突き上げた。

直後の守りでは1失点に抑え、最大3点ビハインドをひっくり返して逆転勝利。ナインはまるで優勝したかのように、喜びを爆発させた。橋本徹也監督(45)は「よう、勝った! 立派なゲームをしてくれて、感無量です」と手放しで選手たちをたたえた。

「大津高校」と言えば、サッカー部に注目が集まる。高校年代最高峰とされるプレミアリーグWESTを主戦場とし、21年度全国高校サッカー選手権では準優勝を果たすなど、言わずと知れた名門。部員も200人を超えるが、一方の野球部はわずか14人しかいない。

黒木は「クラスの大半がサッカー部で、野球部は自分だけ。少しだけ肩身が狭いかな…」と率直な心境を明かし、「少しは堂々と廊下を歩けるかも」。3安打3打点でチームを延長タイブレーク決着に導き、誇らしく胸を張った。

3回戦は熊本商と対戦する。黒木は「ミスしてもしょんぼりせずに、全力を出していきたい」と意気込んだ。