<高校野球千葉大会:志学館5-3中央学院>◇19日◇5回戦◇千葉県総合スポーツセンター野球場

どのチームにも、必ずプレーを支える人がいる。中央学院では、ロッテ、ヤクルトでプレーし現在はヤクルトのスカウトを務める丸山泰嗣氏(44)の息子である丸山蒼大記録員(3年)がその一人だ。

蒼大は相馬幸樹監督(43)に誘われ、双子の弟である晃大内野手と県内屈指の強豪校に入学。だが、練習についていくのも精いっぱい。中学までは別々に遊んでいたが「一緒に頑張ろう」と、関係性は変化していった。

1年の6月、蒼大に肺気胸が発覚した。手術を含め約1カ月の入院生活を余儀なくされた。同校で兄弟そろってプレーすることを夢見ていたが、2年冬にマネジャー転向を決断した。「記録員なので晃大には自分の分まで託しています」。晃大は総勢90人いる部員の中で背番号14をつけ、兄の思いに応えた。試合後、2人は号泣しながらも「後悔はない、やれることは全てできた」と口をそろえた。【佐瀬百合子】