開幕試合を戦った上田西(長野)は土浦日大(茨城)に延長10回タイブレークの末敗れた。吉崎琢朗監督(40)は「上田西の野球ができたかなと。選手達はよくやってくれた。ベストゲームに近い仕事をやってくれた」と3時間の試合を戦い抜いた選手たちをたたえた。

先発は権田成也投手(3年)。試合開始直前、始球式をおこなったWBC侍ジャパン前監督の栗山英樹氏(62)からマウンド上で「これだけの観客の中で野球が出来ることを楽しんで」と声をかけられた。権田は「声をかけられて少し緊張しました」と先頭打者を四球で出塁を許したが、立て直し初回を0点に抑えた。2回にソロ本塁打を浴び、3回にも失点したが、4、5回は「流れが悪かったので3人で抑えようと思った」と3人で締め、マウンドを2番手の服部朔矢投手(3年)に託した。

チームは4回に同点に追いつき、2-2のまま9回を終えた。開幕戦で春夏通じて初めて、無死一、二塁から始まるタイブレークに突入。だが、3番手の滝沢一樹投手(3年)が打ち込まれ6失点。その裏に1点を返したが反撃及ばず敗戦した。

先発の権田は今大会1人目の投手としてマウンドに上がり、力投した。「こんな経験させてもらえないと思うので、楽しむことを意識して投げようと思った。今まで味わったことのない最高の気分で楽しかった」と振り返った。

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