第105回全国高校野球選手権に初出場の新潟代表・東京学館新潟は7日、市和歌山(和歌山)との1回戦(9日)に向けた練習を約2時間、兵庫県内で行った。
シート打撃では新潟大会で打率5割2分6厘、打点はチームトップの10打点と打ちまくった2番打者の渋川優希(3年)に当たりが出てきた。
「こっちに来てから一番いい打球」。渋川は手ごたえを話した。シート打撃の第2打席、直球を中堅返しのコンパクトなスイングで捕らえて強烈なライナー。二塁手の好捕に遭い、思わず顔をしかめたが、「振り抜けた」と打球の強さそのものは納得できた。
新潟大会では6試合すべてで安打を放ち、打点は10。準々決勝の日本文理戦ではサヨナラ打と、勝負強さを発揮した。大会後、体が開き気味になるなど、狂いが生じてきた。1日に大阪入りしてからも「調子は悪い」と実感。それでも「大会前はいつもそう。練習でもバットのヘッドが出てこない。でも、そういう時は試合になると出て来る」と不安はない。
この日のシート打撃はバットを2種類使って振りやすさを確認。センター返しを意識し、安打こそなかったが、4打席中3本が中堅から右方向の打球だった。大阪に来てから宿舎でも素振りをしていたが、2日前からストレッチのみにして疲労を取ることを重視。旅川佑介監督(41)も「最後は合わせてくる。心配していない」と信頼を寄せる。
初戦が迫る。「当てに行くとボテボテになる。どんな球が来ても振り抜く」。マイペースの調整の中にも、市和歌山の栗谷星翔、小野莞都(いずれも3年)の2枚の本格派右腕の対策はしっかり入っている。

