2年連続初戦突破を目指した社だったが、日大三の前に力負けとなった。

打線が沈黙した。4回までは1人の走者を出すこともできず。5回2死から年綱皓(ひかる)外野手(3年)に安打が生まれ、初めて走者を出したが、無得点。相手先発の安田虎汰郎投手(3年)に2安打と抑え込まれた。マシンや打撃投手がチェンジアップを投げて安田対策をとっていたが、年綱は「こちらの想定を超えてきた。ストレートも力があるし、チェンジアップもキレがあった。チェンジアップはボールが(一瞬)止まる感じで、目線がずれて芯で捉えられなかった」と攻略の難しさを明かした。

先発のエース高橋大和投手(3年)は粘りの投球。自己最速に迫る142キロを計測するなど、直球を軸に立ち向かった。3回に先制点を与えると、5、7回には失策が絡んでリードを広げられた。

普段は口数少なく、表情も崩れることはないが、7回途中でマウンドを降りる際には白い歯も見えた。「春のセンバツのときは楽しめなかったけど、今日は自分の力を出し切れた」と全力を出した。ベンチからも声を張り上げて仲間を鼓舞。チームを勝たせる投球こそできなかったが「最高の舞台でピッチングができてとてもワクワクしたし、楽しかった」。2度目の聖地のマウンドでも白星はつかめず。それでも、充実感があふれていた。