慶応OBのヴィッセル神戸FW武藤嘉紀(31)がバックネット裏で観戦し、母校の日本一に立ち会った。

甲子園のある兵庫県でプレーする武藤は大会前、森林貴彦監督に相談の上で、睡眠時に使う高級マットレスを贈り、SNSでも応援コメントを続けていた。武藤は試合後、日刊スポーツの取材に応じ、喜びを語った。【聞き手=永田淳】

 

-母校の優勝、おめでとうございます。今の気持ちは?

「もう本当にすごすぎて言葉にならないというか、こんな感動できる試合を見せていただいて、僕が感謝しなきゃいけないなっていうていう気持ちです」

 

-武藤選手の贈ったマットレスが、慶応の選手から大好評でした。いつもと違って快適、寝付きが良くなったという声もあった

「本当ですか?僕はただ、ほんの少しでも力になれたらいいなと思っただけです。こういう勝負の世界は、本当に小さな差で決まることもあるとわかっていたので、その意味で、彼らの睡眠を支えられればいいなと、マットレスを贈らせていただきました。(滞在が)長くなることも願ってのことだったので、良かったです」

 

-良いバックアップに

「いやいや、それは全くないです。優勝は彼らの実力ですし、ここまで努力してきたことが結果を成し遂げたと思います」

 

-選手に伝えたいことは?

「いや、もう本当に素晴らしすぎて、こんな経験できることじゃないですし、彼らの努力の結果だと思うので、本当におめでとうございますと伝えたいです。これから先、野球人生どうなるかわかりませんが、この経験を活かして、選手になっても選手じゃなくても、本当に素晴らしい人になっていただきたいなと思います」

 

-自身の刺激にも?

「いやもう、刺激受けすぎちゃって。僕らも今は良い流れではあるので、この流れを自分自身にも還元させていただきたいと思います。他の競技でこんなに興奮したことはなかったので、これだけ刺激をいただいて、感謝しています」