第76回秋季高校野球県大会が9日、県内5球場で開幕し、1、2回戦12試合が行われる。来春センバツの参考資料となる大会に計40校が出場。今夏全国選手権出場の浜松開誠館は、新チーム初陣となる10日の2回戦で、清水桜が丘と富士の勝者と対戦。安定した投手力を軸に上位3校に与えられる東海大会(来月21日開幕、岐阜)出場権を目指す。

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左右の投手2枚看板が浜松開誠館を秋の頂点に導く。背番号1を背負う左腕・松井隆聖投手(2年)は「責任を感じる。プレッシャーを力に変えて結果を残したい」と意気込みを語った。最速135キロの直球と切れ味鋭い変化球を駆使するサウスポーは、今夏の県大会で3試合に登板し21回を19奪三振2失点。4回戦の浜松商戦(4○0)では公式戦初完封も飾り、防御率0・86と圧巻の投球で初優勝に貢献した。聖地のマウンドこそ来年に持ち越したが「ベンチからの甲子園も貴重な経験」と話し「どのチームも後半の粘り強さが印象に残った。自分も大事な場面で粘りの投球を見せたい」と意欲を示した。

身長188センチの本格派右腕・伊波龍之介投手(2年)も存在感を放っている。8月の中京大中京(愛知)との練習試合(0●2)では先発で6回2/3を1失点。直近の紅白戦でも、甲子園組の3年生を相手に4回無失点と好投。自己最速となる141キロを記録し好調ぶりをアピールした。県大会に向け「もっと低めの制球を磨いていく。松井と2人でチームを引っ張っていきたい」。現在も練習参加する前エース近藤愛斗(3年)からは「2人とも経験豊富で頼もしい存在。秋も大丈夫」と期待された。

甲子園で北海(南北海道)に2-3で敗れ、新チーム発足から約3週間。県予選の免除により、10日の初戦がチーム初の公式戦となる。新主将の加藤蔵乃介内野手(2年)は「最終的に相手より1点多く取る野球で勝ち切りたい。まずは初戦」と力を込めた。【山口昌久】