日大三の1年生右腕・近藤優樹投手が公式戦デビューで白星を飾った。

3回までは完全投球。4-0の5回には2死満塁から左前適時打で1点を返されたが、最少失点に抑え、5回3安打1失点、10奪三振と好投。初登板を終え、「緊張はなかった。練習試合でも5回でつかまって、また今日も5回に打たれたので今日の出来は65点」と冷静に自己分析した。

身長170センチ、体重87キロと、どっしりとした下半身を持つ。入学直後には、U18日本代表に選ばれた2学年上のエース安田虎汰郎投手(3年)へ弟子入りした。日の丸を背負う憧れの先輩と、毎日食事後に行う自主練習で制球のコツを教わった。気軽に部屋へ遊びに行かせてもらうようになるほど仲は良い。現在、U18杯W杯で台湾にいる安田へ電話をかけると「まさか自分が選ばれると思っていなかった」と謙遜しつつ奮闘する先輩の存在が、刺激になっている。

今夏はメンバー外だったが、甲子園に同行した。練習では打撃投手を務め、小倉全由前監督(66)から「良いじゃない」と言ってもらえたことが自信になっている。5回に2四球を与えたが、三木有造監督(49)は「本当に制球が良い子なので、4回、5回くらいまではしっかり投げてくれたかな」と評価した。

6回からは今夏の甲子園を経験した左腕の谷亀和希投手(2年)が登板し、3回無失点の好リリーフを見せた。三木監督は「甲子園でも放ってますし、安田のようになってもらわないと困る選手ですね」と、新チームの背番号1にも期待を寄せた。【佐瀬百合子】