第96回選抜高校野球大会(24年3月18日開幕、甲子園)21世紀枠の9地区候補校が8日、日本高野連から発表され、中国地区からは岡山城東が選ばれた。

1987年(昭62)創立の公立校。甲子園は春夏通じて5回出場し、96年春に4強入りを果たした。04年春を最後に甲子園出場から遠ざかるが、夏の岡山大会では直近10年で4度、8強に進出。今秋はエースの国定泉吹投手(2年)と森勇斗捕手(2年)のバッテリーを中心に守り勝ち、県準優勝。17年ぶりに中国大会に出場した。

県内屈指の進学校で、過去5年間の卒業部員の約65%が国公立大に進学。22年度は東京工業大をはじめとする国公立大に10人中8人が現役合格。先輩の背中を追い、現部員も半数が練習後に塾に通っている。

進学校であるため平日は6時下校。練習時間を確保するため、朝7時20分から8時10分までフリー打撃。放課後は他部とグラウンドを共用しながら約1時間半ノックなどを行う。グラウンドは右翼約70メートル、左翼約60メートルと大きくない上、全面使用は土日の半日のみ。厳しい練習環境の中、メニュー間の切り替えを意識し、部員同士で声をかけている。

練習メニューは部員間で回している野球ノートを元に、主将の伴涼大内野手(2年)、副主将の森、芳形千浩内野手(2年)が中心となって考える。練習試合でも選手同士で確認事項を共有するなど、自主性を大切にしている。

また、近年は学校近くのこども園でのティーボール教室や、小学校のソフトボールチームとの野球教室開催など、地域貢献活動にも注力している。

同地区の21世紀枠候補校に岡山県勢が選ばれるのは初。戸田英樹監督(60)は「非常に光栄です。9分の2という土俵に乗せていただいた。野球面でも生活面でも襟を正してやっていかないと」とレベルアップを期待した。来年1月26日の選考委員会で全国9地区の候補校からセンバツ出場切符をつかむ2校が決定する。【村松万里子】