3年ぶり夏の甲子園出場を狙う東海大菅生が、7回コールドで初戦を突破した。

先発は元ヤクルト宮本慎也氏(53=日刊スポーツ評論家)の長男、エース宮本恭佑投手(3年)。「まだじわじわ伸びている」という187センチの大きな体で、変化球を丁寧に制球。4回2死二、三塁のピンチでは、直球でズバッと見逃し三振。4回無失点でゲームをつくった。「今日はスライダーでカウントを取って、早いカウントでは打たせる球、左バッターにはチェンジアップを投げました。うまく決まってくれたので良かった」と振り返った。

打線は2回に4得点で先制。その後も得点を積み重ね、9-1で快勝した。

若林弘泰監督(58)はエースへ「全然ですね。力を半分も出していない」と厳しい一言も「不思議なもので恭佑は全然ダメでも0点で終わるんですよ」と話した。

バックネット裏から見守り、22年から同校で臨時コーチを務める宮本氏は「もう教えてあげられることはないから、なるようにしかならないからね」と祈るようにグラウンドを見つめていた。

試合後に親子そろってのツーショットを報道陣に求められるも「甲子園で!」と宮本氏。今大会開幕から、甲子園決勝までのスケジュールは空けてあるという。恭佑は「父親は自分たちに懸けているというか、そういう思いで見てくれている。絶対勝ちきって、父親を暇にさせないように頑張りたい」と笑顔で話した。