智弁学園(奈良)が今春センバツ王者の健大高崎(群馬)を接戦で下し、2年連続の16強入りを決めた。
同点の9回2死一、二塁から、前戦で6打数5安打と好調ぶりを見せた1番佐坂悠登(はると)内野手(3年)が中前へ適時打を放って勝ち越し。「(田近に)申し訳なくて、最後に絶対回って来るだろうと思っていたので、なんとか1本出て良かった」と話した。
エース左腕の田近楓雅(ふうが)投手(3年)は9回8安打無四死球10奪三振1失点完投。1回に1点先制を許したが、2回以降はピンチを背負いながらも無失点で抑えた。2回表2死三塁から外角のスライダーにうまく合わせて遊撃手の頭を越える中前への同点適時打を放ち、打撃でも勝利に貢献した。「日本一になるために絶対倒さないといけない相手だったので、倒せたことが素直にうれしい」と喜んだ。
初戦は午後9時36分まで行われ、延長11回タイブレークの末に勝利した。2戦続けて接戦を制し、粘り強さを見せている。
小坂将商(まさあき)監督(47)は「選手たちが自分が思っているより動いてくれている。準備して、しっかりやってくれている結果が勝ちにつながった」と選手らをたたえた。【塚本光】

