身長164センチ、パ・リーグ最小兵の西武滝沢夏央内野手(22)が、偉大な記録に迫っている。7日現在、プロ通算で153安打。渡辺浩司(元日本ハム内野手。現楽天コーチ)の持つ、新潟県出身者のNPB最多安打記録156本にあと3本で並び、4本で更新する。8日からの楽天3連戦(ベルーナドーム)でのタイ記録&更新が射程圏内だ。
滝沢は「ええっ、ホントっすか!?」と目を輝かせる。上越市出身。自宅から自転車通学圏内の関根学園高に進学し、21年育成ドラフト2位で西武入り。プロ1年目に支配下登録された。球界の先輩選手たちからも絶賛される守備が売りながら、6日のソフトバンク戦(ベルーナドーム)でも1試合4安打するなど打撃も着実に成長する。
雪深い新潟は野手のプロ入り自体が少ない。「高校の仲間に恵まれたのと、いい選手も多くいる中で僕を見つけてくれたスカウトの鈴木敬洋さんにめっちゃ感謝してます」。滝沢が12歳の頃、北陸新幹線の開業で上越妙高駅も完成。首都圏から上越地区へのアクセス向上も“発掘”につながった。現在は好調西武打線の9番を任される。「毎試合、勝利に貢献したいです」。間近に迫る新記録も通過点。追い抜かれない場所まで突っ走る。【金子真仁】



