来春のセンバツ甲子園出場を占う第77回秋季北海道高校野球大会旭川地区の組み合わせ抽選会が11日、旭川スタルヒン球場で行われた。春2回夏6回の甲子園出場を誇る旭川龍谷は、同校初の女性主将・小玉心(しん、2年)が初仕事。開幕初日26日の2回戦で、旭川農と初戦を戦うくじを引き、「緊張しました」と感想を口にした。
納得の抽選結果に、声を弾ませた。「秋、自分たちのチームの力を見るには、いいところに入ったのかなと思います」。前夜は験担ぎでカツ丼を食べ、3日前の8日に購入した真新しい白いシューズをはいて、この日を迎えた。高橋健監督(52)は「チームが良い雰囲気。希望が持てそうな気がしています」と、新主将の仕事ぶりに目を細めた。
2年ぶりの秋季全道、91年以来のセンバツ甲子園出場の切り札として、7月1日に主将に指名された。中学までは選手としてプレーしたが、「裏方の仕事が多く、向いていると思った」小玉。かつて父大輔さん(48)がプレーした旭川龍谷に入学するとマネジャーを志望した。1年3カ月後、キャプテンになった。指揮官は「女性というのは関係なかった。どの選手よりも1番気が利くし、まとめる力もある。チームを強くしようという気持ちもある」という。
主将就任から2カ月。練習中は全選手の動きを観察し、練習後のミーティングで指摘する。プレー内容から用具置き場やベンチの整理整頓まで、チームの隅々にまで目を光らせる。大会ではスコアラーとしてベンチに入る。「毎日、何か前の日より成長しなきゃいけないと思っています。まずは(全道大会が開催される)札幌(大和ハウスプレミスト)ドームに行きたい」と小玉。古豪復活へ、女性新キャプテンが強く、強く、チームをけん引する。

