大阪桐蔭が履正社に昨秋のリベンジを果たして、3年ぶりに春の大阪王者に立った。プロ注目右腕で主将の中野大虎投手(3年)が9回2失点で完投勝利。打線も4回に3得点で逆転するなど、6点を奪った。

背番号1を背負う中野が粘りのピッチングで存在感を示した。1、2回と安打で出塁を許しながら0点に抑えていたが、3回に長打を浴びて先制点を奪われた。6回にも適時打を浴びたが、1イニング複数失点は許さなかった。バットでも8回に左翼越えの2点適時打を放って笑顔を見せた。

8回を終えたところで西谷浩一監督(55)に「目力で行くと訴えた」と9回の続投を志願。2点リードを守って最後も締めた。

中野は「最終的な結果は良かったんですけど、ピンチを多く作ってしまって守備のリズムができなかったところが反省です。逆に言えばピンチを作っても最少失点でいけたところが流れを後半に持って来られた。後半は気持ちの部分で落ち着いて修正できた」と白い歯をこぼした。

西谷監督も中野について「粘り強くバッターを見ながら勝負できた。前半はリズムが悪かったので嫌な感じでしたけど、あそこで崩れないのが中野なんで。頼もしく投げてくれたと思います」とたたえた。

昨秋は大阪決勝で対戦して3-8で敗れたが、リベンジに成功。24日開幕の春季近畿大会への出場権を得た。