花巻東が3-2で八戸学院光星との接戦を制し、4年ぶり2度目の優勝を果たした。
1回に先制を許すも、4回、先頭の古城大翔主将(2年)が中前打で出塁すると、萬谷堅心投手(2年)の適時二塁打で同点。久保村冠太外野手(1年)が勝ち越し打を放ち、戸倉光揮内野手(1年)の適時打でリードを広げた。萬谷は救援で6回2/3を1失点と粘投し、投打でチームを勝利に導いた。花巻東は明治神宮大会(11月14日・開幕)に出場する。
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八戸学院光星は新チーム結成以来、公式戦初黒星を味わった。申告敬遠と2四球で出塁も、3、5回は好機で凡退と悔しい打席となった4番・北口晃大主将(2年)は「今までは、チャンスで1本出ていたんですけど…あと1本が出なかった」と唇をかんだ。
新チームで「主将」「エース」「4番」とチームの大黒柱を担う北口だが「全員がリーダー性があるというか、同じ方向を向いて引っ張ってくれている」と苦悩はないと口にする。今夏の県大会決勝の弘前学院聖愛戦では、9回に2点差をひっくり返され聖地を逃した。「あの負けがあったから、最後まで集中、最後まで諦めないという気持ちにあらためてなれたんだと思います」。悔しさを糧に一丸で練習に励んできた。
前チームからのベンチ入りメンバーは北口を含め3人と、今大会を通しても経験を積み上げている最中。「全員でカバーし合って、経験がなかったメンバーものびのびプレーができるようになってきた」と手応えを感じている。今回の決勝でも「逆転されたあとも『27個のアウトを全員で取る』という意識を切らさずゼロを並べることができた」と収穫もあった。
東北の頂点にはあと1歩届かなかったが、24年以来のセンバツの当確ランプをともし、現チームではまだ、誰も踏んだことのない聖地を見据える。「粘り強く戦えるチームをつくっていきたい」と春まで力を蓄える。

