昨秋の北信越王者として春夏通じて初の甲子園に乗り込んだ帝京長岡(新潟)は、初戦で東北(宮城)に敗れた。日本ハムなどで投手として活躍し、20年から指揮を執る芝草宇宙(ひろし)監督(56)は、監督としての甲子園初勝利を挙げられなかった。
因縁の再戦だった。東北は、芝草監督が帝京時代の87年夏の甲子園2回戦でノーヒットノーランを達成した相手。その試合を含む3試合連続完封でベスト4に進出した。試合前は「絶対に勝ちたい」と意気込んでいた。
だが、初回からエース左腕・工藤壱朗投手(2年)が制球に苦しみ、2死後から連続押し出し四球で2失点を許した。2回には失策も絡んで2失点とリードを広げられた。
一方の攻撃面では2回無死一、二塁からエンドランで走者を進めると、次打者の遊ゴロの間に1点を返した。なおも2死三塁から、得点には結びつかなかったが、本盗を試みるなど相手を揺さぶった。
祖父と父に続き「親子3代」の甲子園を決めた鈴木祥大主将(3年)は「新潟はまだ優勝経験がない。歴史を変えられるチャンス」と目標を掲げていた。
昨秋の明治神宮大会に続く初戦敗退を喫した。「歴史を変える挑戦」は夏にお預けとなった。

