花咲徳栄(埼玉)が03年以来の8強入りを決めた。
プロ注目の最速146キロ右腕エース・黒川凌大投手(3年)が5回2死まで無安打投球をするなど、初戦に続き勝利した。
初回からギアを全開にした。先頭打者に対し、自己最速を更新する147キロをマーク。キレのあるスライダーでカウントをとり、力強いまっすぐで打ち取った。降りしきる雨の中、好投を続けた。
バックも好投の黒川を打撃で支えた。日本文理(新潟)の先発染谷崇史投手(3年)の低めのボールを見極め積極的に振り、3、4回ともに、打者一巡の猛攻。つなぐ野球を展開し、前半戦で大量11点を挙げた。
黒川は初戦の東洋大姫路(兵庫)戦では、9安打されながらも2失点と完投。元柔道家で、現役時代は72キロ級の選手として85年にアジア選手権で優勝するなど活躍した琴美さん(58)を母に持ち、182センチ、86キロの恵まれた体から繰り出す力のある投球が持ち味。この冬は、スピードを上げるために、投球の際の歩幅を6歩から5歩半に狭めるフォームに修正し、腰の回転を意識した。初戦では秋の最速139キロから145キロに更新。この甲子園で1戦ごとに成長を見せている。
大会前、母琴美さんに優勝を約束した。1戦必勝で目標達成へ歩みを進める。

