<高校野球西東京大会:早実11-5佼成学園>◇28日◇準決勝

 春の都大会準優勝の佼成学園が準決勝で姿を消した。1回2死一、二塁から黒沢遼外野手(3年)の適時打で先制。しかし、5回に溝口太一投手(3年)が相手打線につかまり、犠打をはさんで5連打を浴びて逆転された。制球重視の投球が裏目に出てしまった。藤田直毅監督(48)は「相手を研究させすぎたかな。丁寧に投げすぎていて、本来の打たせて取る投球ができていなかった」と悔やんだ。

 過去5戦で61得点を挙げた打撃陣もこの日は鳴りを潜め「総力戦で負けた。これが現状です」と話した。