<高校野球岩手大会:花巻東5-0福岡高浄法寺>◇12日◇2回戦

 ジンクス打破に向けて、花巻東が完封リレーで発進した。エース菊池雄星(2年)を温存しながら先発吉田大樹-高橋巽の3年生リレーで、福岡高浄法寺を2安打0封し5-0の勝利。最近5年間、春の県大会王者は夏の甲子園に出場していない-というジンクスを破る。また福岡の鈴木大志投手(3年)が軽米戦でノーヒットノーランを達成。岩手県から2日連続でノーヒッターが生まれた。

 額から汗をほとばしらせながら、吉田が連覇を狙うチームの思いを代弁した。「雄星がいないと(甲子園出場は)厳しいと思う。いつも第1シードが(県予選で)負けているので、勝負どころまで雄星を温存できるように自分が頑張る」。菊池雄を含め5人いる花巻東の投手陣。その先陣を切った吉田は7回2安打の無失点。高橋巽(3年)との完封リレーを完成させた。

 最近5年、春の県大会王者は夏甲子園の土を踏めない。ジンクス打破へ勢いをつける完封発進に佐々木監督も「うちは打てないので投手陣に頑張ってもらう。吉田はキレがある」と称賛した。公式戦2度目の登板で自信を得た吉田は、中堅手が本職だが「自分が投げて、ほかの投手を休ませたい」と鼻息は荒い。層の厚い投手陣を武器に「最後の夏」は甲子園で終わるつもりだ。【山崎安昭】