<全国高校野球選手権:東邦5-4清峰>◇11日◇2回戦

 東邦(西愛知)は強打ではなく、小技で16年ぶりの16強入りを決めた。4-4の8回1死二、三塁。8番松永貴文内野手(3年)が低めのスライダーに食らいつき、決勝スクイズ。「公式戦でのスクイズは初めてでしたが、難しい球ではなかった。決まったときはうれしくて笑いがこみ上げた」と満足そうだ。犠飛も含めて5犠打。77年準優勝時の主将だった森田泰弘監督(49)は「夏の全国制覇がぼくの使命」と言い切った。