花巻東(岩手)の155キロ左腕、菊池雄星(3年)が、甲子園で発症した背筋痛の精密検査を都内の病院で受けることになった。25日に帰郷し、岩手・花巻市総合体育館で行われた報告会に出席。約3600人に4強入りを祝福された後「再発が怖いので東京で検査します。痛み止めの注射を何本も打ったので不安ですし、次のステージに向けて完ぺきに治療しないと。場合によっては入院もある」と明かした。

 将来的なメジャー志向を口にしていたが、24日に「いきなりメジャーということは考えてない」と国内球団のプロ入りを明言。背筋痛のため9月上旬に米国で行われる日米親善野球には選出されなかった。「本場アメリカの野球を体験してから、メジャーか国内か考えたかったんですけど…」と、複雑な表情だった。【木下淳】