状態が上向いている2人の若き中軸が打線を活性化させた広島が、効率のいい得点で中日勝利した。約1カ月ぶりの連勝で5月戦線を白星発進した。
4試合連続で3、4番に並んだ小園海斗内野手(25)と坂倉将吾捕手(27)の2人が計4安打6出塁2打点を記録した。
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打席内で広島坂倉は左目をつぶる。相手投手が投球モーションに入る前、視界の絞りを調整し、相手投手にピントを合わせるようなルーティン。捉えるべき球が鮮明となっているように、打撃状態が上向いている。4番に復帰した28日巨人戦から4戦連続安打。その間、15打数7安打8打点をマークする。
新たなルーティンだけでなく、一塁での出場も打撃復調を後押しする。「打席での集中力には違いがあるかもしれない。一塁でも配球を考えながら守っているけど、捕手と比べると違う」。再びマスクを被るため一塁を守りながらも常に配球は考えているが、マスクを被っていない試合では頭を使う時間も負担も異なる。打席の中での集中力がより研ぎ澄まされることで、狙い球の解像度はより上がっている。
今は守ることではなく、打つことが求められている。結果にフォーカスすることで、打席での思考がクリアになった。だからこそ、体も自然に反応する。4月30日巨人戦の3ボールからの逆転弾もそうだった。出場試合では6試合連続安打だ。低調なスタートから一気に視界は開けた。【前原淳】



