<高校野球北北海道大会>◇23日◇決勝◇旭川スタルヒン

 旭川実が初出場を狙う武修館を9-4で下し、11年ぶり3度目の甲子園出場を決めた。13安打に8犠打を交えて効果的に加点。旭川地区予選からこの日の決勝以外はすべて2点差以内の接戦を制してきた。岡本大輔監督(37)は「厳しい、苦しい試合ばかりだった。選手がよくしのいでくれた」と笑顔で振り返った。昨秋の道大会では、センバツ8強の北照に8回コールド負け。9回2死満塁を想定した練習を繰り返し、粘り強さを身に付けた。細坂一騎主将(3年)は「今までやってきたことが試合に出た。全国でも1つ1つ確実に勝ちたいです」と意気込み、95年夏の8強以上を目指す。